大会長特別企画:ディベート 3 REHAB-HF trial は臨床応用出来るのか?

更新日:7月17日


 本セッションでは、2021年の米国心臓病学会(ACC)のLate Breaking Trialセッションで報告され、同時にNew England Journal of Medicineに掲載された高齢フレイル急性心不全患者に対するリハビリテーションの介入研究を深読みし、実臨床への応用に関して二人の論客に討議頂く。

 本試験に取り込まれた対象者は、ベースラインで97%の患者がフレイルまたはプレフレイルの状態であり、SPPBも平均6点と極めて低身体機能の患者をリクルートしている点で、今までの心臓リハビリテーションや心不全の薬物療法に関する介入試験とは対象者層が大きく異なる。実臨床ではむしろ頻繁に遭遇する患者層ではあるが、このような高齢フレイル心不全患者に対する本試験の介入内容のfeasibilityについて、議論が繰り広げられることが予想される。

 座長としても、落とし所がどこにあるか、当日になってみないと分からない楽しみなセッションである。


北里大学 医療衛生学部・神谷健太郎